未解決事件簿ファイル No.17　長岡京ワラビ採り殺人事件

2025年5月24日

要約：1979年5月の長岡京ワラビ採り殺人事件（京都府長岡京市）は、2人の主婦が山中で殺害された未解決事件。「助けてください」と解されるメモ、強い暴力痕、複数犯の可能性など多くの謎を残します。本稿は公開資料の範囲で、事実関係の整理と論点の可視化を行っています。

長岡京ワラビ採り殺人事件（未解決事件のイメージ）

長岡京ワラビ採り殺人事件――山中に残された「助けてください」のメモ

1979年（昭和54年）5月23日、京都府長岡京市の山中で、2人の主婦が何者かに殺害される事件が発生。後に性的暴行の疑い・執拗な暴力・不可解なメモなどが注目され、今日まで未解決事件として語り継がれています。

発生日	1979年5月23日（昭和54年）
場所	京都府長岡京市・山中
被害者	近隣在住の主婦2名（43歳／32歳）。同一スーパーでパート勤務、仕事後にワラビ採りへ
発見経緯	帰宅せず翌日捜索→山中で遺体発見
主な特徴	着衣の乱れ、強い暴行痕、被害者ポケットの「助けを求めるメモ」
捜査状況	未解決（公開情報に基づく要約）

被害者のポケットから、震える筆跡で書かれたとされるメモが見つかりました。

「オワレている　たすけて下さい　この男の人わるい人」

即時の殺害ではなく、一定時間の拘束があり、その間に助けを求める意思表示が試みられた可能性を示唆します（資料整理）。

※上記は公開情報の要約です。確定的事実を新たに提示するものではありません。

■ メモの意味
即殺ではなく拘束時間が存在した可能性。恐怖下の筆跡・語の乱れは切迫状況を示すサインになり得ます。

■ 単独犯か複数犯か
2名の制圧・移動・暴行・殺害のプロセスから複数犯説が語られますが、公開情報だけでは断定不能。単独犯仮説も排除できません。

■ 捜査線上の人物・目撃情報
若年男性／作業員風人物／ハイカー風2名など複数像が取り沙汰。
しかし決定打となる物証が乏しく、立件には至っていません（紹介・整理の範囲に留めます）。

後年、長岡京市内で滅多刺し・放火を伴う事件が発生。残虐性の観点から関連が論じられることがありますが、公式に関連が確定したわけではありません。

Q1. なぜ未解決なの？
A. 山中という環境、犯行時間帯・気象・足取りの特定困難、当時の鑑識体制などが複合的に影響した可能性があります。

Q2. 複数犯だと思う？
A. 「可能性」は指摘されますが断定不可。単独犯仮説も視野に入るというのが公開情報の読みです。

Q3. メモは本物？
A. 資料上は「ポケットから見つかった」とされます。真贋論はあるものの、本稿は既存資料の存在整理に留めています。