【探偵の所見】“とらやの羊羹”炎上に思う——お土産は「物」ではなく「気持ち」だ

以前、Xで話題になった投稿をご存じでしょうか。海外に駐在中とみられる方が、
「駐在者に絶対に喜ばれない土産No.1」「佃煮・塩昆布・お茶は放置されてゴミになる」などと発信し、大炎上。
探偵の立場から言わせていただくと、私は“とらやの羊羹”を頂けたら正直とても嬉しい。
というのも、お土産は中身そのものではなく、「その人が自分を思い出して選んでくれた」事実が尊いからです。
現場では、差し入れひとつで気持ちが和らぎ、もう一歩の粘りにつながることがある。
“物より想い”が人を動かす場面を、私たちは日々見ています。
探偵メモ(礼節の観点)
- お土産は相手を思う行為の記録。価格や流行より、気持ちが本体。
- 「喜ばれない土産」論は、関係性を劣化させやすい。声の大きさと正しさは別。
- 現場(仕事・生活)の実感:心遣いは疲労を和らげ、信頼を育てるという“効用”がある。
もちろん、嗜好の違いや保存・持ち運びの都合もあるでしょう。
それでも——「相手の立場を思う」なら、まず“選んでくれたその心”に礼を尽くすのが筋ではないでしょうか。
どんな現場でも、最後に人を支えるのは人の気持ち。
とらやの羊羹、私はありがたく頂戴します。