それは礼儀であり、責任の所在を明らかにするものでもあります。でも、ご相談者様が口にするのは――
「これ…持っていて大丈夫ですか?」
「万が一、家族に見つかったら…」
わかります。名刺1枚で、全てが崩れてしまう可能性。
調査対象が配偶者である限り、“名刺ですら証拠”になってしまうのです。
だから私は、いつも最後にこうお伝えしています。
「名刺は、このまま置いていってもいいですし、
もちろん捨てていただいても大丈夫です。」
それを伝えるたびに、少しだけ胸が痛みます。
自分の名前を堂々と渡せないなんて、探偵としてちょっと…切ない。
けれど、それがこの仕事の現実。
ご依頼者様の安全と安心が、何よりも優先。
名刺が残らなくても、信頼はしっかり残していきたい。
今日もそんな想いで、ご相談にのっています。
🕵️♀️ガルエージェンシー松戸・女性調査員より