【探偵目線】“アベ・マリア”看護師の逮捕が示す内部犯行の現実──防犯カメラの重要性とは
千葉県鎌ケ谷市の病院で、勤務する看護師が患者の財布から現金を盗むという衝撃の事件が発生しました。
逮捕されたのは、看護師の阿部麻里亜容疑者(46)。自らの勤務先で、患者の財布から現金3000円を抜き取ったとして逮捕されています。
防犯カメラが捉えた決定的瞬間
事件が発覚したのは4月25日。
被害男性が財布から目を離した隙に、阿部容疑者が財布を物色して現金を盗む一部始終が院内の防犯カメラに記録されていたとのこと。
防犯カメラがなければ、犯行の特定はさらに困難だったでしょう。
「お金がなかった」──内部犯行の動機
阿部容疑者は警察の調べに対し、「生活費に困っていたので盗んだ」と容疑を認めています。
しかし、この病院では以前から現金が紛失する事案が複数報告されており、警察が過去の被害との関連性を調べている状況です。
探偵が警鐘を鳴らす「内部犯行」の落とし穴
私たち探偵が数多く経験する中で、内部犯行ほど見落とされやすいリスクはありません。
「まさかこの人が」「信頼していたのに」といった思い込みが、問題の発見を遅らせてしまうことが多々あります。
特に医療機関や介護施設などでは、密室性の高い職場環境が裏目に出て、犯行が繰り返されても気付かれにくいという特徴があります。
証拠が決め手になる時代
今回も防犯カメラ映像が決定的な証拠となりました。
探偵業でも、こうした映像証拠・張り込み・証言収集が、事実を明るみに出す重要な手段となっています。
「財布からお金が消えた」「ロッカーが勝手に開いていた」
そんな違和感に気づいたら、早めの調査依頼がトラブルを最小限に抑える鍵です。
内部の“違和感”を見逃さないために
一見ささいな紛失やトラブルも、繰り返されていれば明確な兆候です。
「何かおかしい」と感じたその直感は、決して無視すべきではありません。
探偵は「証拠がない段階」でもご相談をお受けしています。
再発を防ぎ、安心して働ける環境を取り戻すために──
私たちは証拠収集のプロとして、全力でサポートいたします。
※本記事は報道内容を元に構成されており、特定の人物を断定・誹謗中傷する意図はありません。