
八王子市で108人が処分 通勤手当「不正受給」問題の全容
東京都八王子市で、市職員による通勤手当の不正受給が発覚しました。
対象期間は2019年4月から2024年9月までの約5年半、総額は915万円。
これはすべて市民が納めた血税から支払われていたものです。
内容は、バスや電車通勤と申請しながら実際は徒歩や自転車で通っていたというもの。
結果、職員97人と管理職11人の計108人が処分されました。
市民の信頼を損なう「隠蔽体質」も問題に
市は昨年の段階で不正を把握し、97人から総額1671万円の定期代を返納させていましたが、「調査中」として公表を遅らせ、市長への報告も今年9月まで行われませんでした。
初宿和夫市長は会見で「隠蔽の疑いがある」と述べ、今後は第三者検討会による調査を進める方針です。
💬 本来、通勤手当は「働くために必要な実費」。
バスに乗らず徒歩通勤しておきながら、定期代をもらう──
それはつまり市民の血税を“自分の財布”に入れていたということです。
「沈黙の共犯」が生まれる職場の怖さ
誰か一人が不正を始めても、周囲が見て見ぬふりをしてしまえば、それはもう「組織的不正」です。
小さなズルを容認する空気が、やがて「それくらいみんなやってる」に変わる。
その瞬間、組織の信頼は音を立てて崩れます。
民間企業でも起こる「不正受給」
公務員の不正はニュースになりますが、企業内でも同様のケースは少なくありません。
通勤手当・経費・交通費などの“ちょっとした虚偽申請”が、後に大きな信頼崩壊を招くこともあります。
🔍 弊社でも「通勤手当不正受給」などの内部調査を行っています。
過去には、社内で不正が疑われたケースを解決した実績もあります。
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探偵の調査は「犯人探し」ではなく、事実確認と再発防止のための調査です。
不正を早期に把握できれば、組織も社員も傷つかずに済みます。
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