🔍 探偵クイズ vol.03:「最後のメッセージ」
【問題】
人気ミステリー作家・早乙女涼子さんが、自宅で変死体として発見された。
部屋は施錠され、荒らされた様子はなかった。死因は睡眠薬の過剰摂取。
机の上には直筆の謎のメモが残されていた――
「クミコ アイ スイカ ノリ」
警察は意味不明と断じたが、探偵は「これは暗号だ」と見抜いた。
このメッセージの意味とは?
💡 ヒント①
早乙女涼子は五十音順やアナグラムを使った言葉遊びを得意としていた。
💡 ヒント②
メモはすべてカタカナ表記で書かれていた。
💡 ヒント③
「クミコ アイ スイカ ノリ」は、五十音表で“ある列”を表していた。
✅ 答え
メモの言葉「クミコ」「アイ」「スイカ」「ノリ」は、五十音表の“カ行”の縦列に並んでいる単語の頭文字。
- カ → **ク**ミコ
- キ → **キ**?(抜けている)
- ク → **ク**ミコ(重複)
- ケ → **ケ**チャップ(ない)
- コ → **ク**ミコ(コが含まれる)
しかし、「アイ」「スイカ」「ノリ」も
- ア → アイ
- ス → スイカ
- ノ → ノリ
これらは五十音の「アイウエオ」「カキクケコ」「ナニヌネノ」列にまたがっている。
実は、すべての単語の頭文字を縦に読むと「ク・ア・ス・ノ」。
つまり、遺された言葉は「クアスノ」=“クスリのアノス(薬のあの人)”の意味。
探偵はこれを「涼子が薬を盛った人物を示している」と解釈。
アノス=**安野(あんの)**という人物に繋がるヒントだった。
実際、彼女の担当編集者・安野は、原稿催促のため不法侵入し、涼子に大量の薬を盛ったと自白した。