🔍 探偵クイズ vol.04:「聞こえたはずの銃声」
【問題】
深夜3時、マンションの住人から「隣の部屋で銃声のような音がした」と110番通報。
警察が駆けつけると、部屋には男性の射殺体。部屋は内側から施錠、銃は見当たらず。
警察は「自殺」と判断したが、探偵は「殺人だ」と断言した。
その根拠とは?
💡 ヒント①
テレビやラジオなど、大きな音を出すものは室内にはなかった。
💡 ヒント②
発射角度から、被害者は椅子に座ったまま撃たれたとわかった。
💡 ヒント③
自殺なら“銃声”が聞こえるはずがない。探偵はそう指摘した。
✅ 答え
自殺なら、被害者が銃を口にくわえた状態で引き金を引くのが一般的。
この場合、発射音はほぼ密閉された頭部の内部で響くため、外部には聞こえにくい。
しかし、通報者が“銃声のような音”を聞いたということは、部屋の外にまで大きな音が響いたことを意味する。
探偵は「銃声が聞こえた=発射音が外に漏れた」ことから、被害者の口の外で撃たれた=他者による発砲だと見抜いた。
また、銃が見つからなかった点からも、犯人が銃を持ち去ったと推理できる。
つまりこれは“密室殺人を装った巧妙な他殺”だったのだ。