
『良いこと悪いこと』第4話 探偵の考察──風呂敷が一気に広がった、衝撃の回
園子とちょんまげ(羽立)の「赦しではなく自立」の対話、カンタローの失踪と死、そして“スコップの女”。静かなホラーの気配と共に、物語は深度を増しました。
公式情報はこちら:日本テレビ『良いこと悪いこと』公式サイト
1. カンタローを病院から連れ出した人物
病院で車椅子のカンタローを見かけた大谷先生。声をかけず、怪しげな表情のまま視線を送る姿が強く引っかかりました。
素直に考えれば、連れ出し役は大谷先生。ただし、病院からの移送や現場までの導線を考えると、単独犯は困難=複数犯の可能性が高いと見ます。



共犯候補として最有力は委員長・小林紗季。担任と委員長は関係性が近づきやすい立場であり、第1話の同窓会では先生から委員長に意味深な視線がありました。さらに、喫煙室でキングと話した委員長は、キングの結婚指輪に一瞬ショックを受けたようにも見えました。
もし委員長がキングに好意を抱いていたなら、「自分が捕まることでキングを“ヒーロー”にする」という倒錯した動機すら成立します。





2. スコップの女は何を掘り起こしたのか
ラストで廊下を“土のついたスコップ”を引きずる女性。半袖の服装と足取りから、私は先生(大谷)と推測します。
では、何を掘った(または埋めた)のか。私はタイムカプセルを掘り起こし、中の“卒業アルバムの写真”で、いじめをしていた6人の顔を塗りつぶした可能性を考えています。
罪の記録を“消す”のか、“刻む”のか。どちらにせよ、過去と現在を繋ぐ決定的行為です。

3. 回想に現れた「7人目」の違和感
子ども時代の回想に映る人数は、本来「キング/ターボー/ニコちゃん/貧ちゃん/ちょんまげ/カンタロー」の6人のはず。ところが映像には7人目が映り込んでいます。
制作上のミスの可能性ももちろんあります。ただ、今作は“記憶の曖昧さ”を主題の一つに据えています。“記憶から消された人物”という示唆なら、極めてドラマ的です。



4. スナック「イマクニ」と宇都見の正体
常連客の宇都見が、実は刑事という事実。事件前からの常連ぶりを考えると、偶然ではなく、潜入・内偵の線が濃厚です。イマクニの顧客に“核心”が潜んでいる可能性も見えます。

タイトル画面右上にも宇都見が登場。
ただの“背景キャラ”では終わらない配置に、制作側の意図を感じます。今後、他のタイトル画面の人物も事件に深く関与してくる可能性が高いでしょう。



総評:広がった風呂敷、その先へ
園子の「自分を変えるのは自分だけ」という言葉は、被害者・加害者の立場を超えて本作の核にあります。
一方、委員長や先生のように“他者のために変えようとする”試みは、ときに悲劇を呼ぶ。
第5話以降、「赦し」と「自己否定」の物語は、いよいよ臨界へ。誰が真の加害者で、誰が贖罪を背負うのか。静かなホラーは、現実の倫理に触れていきます。
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Q&A(ネタバレなし)
- Q. 第4話はどんな雰囲気?
- A. 人間関係の暗部が浮かび上がり、静かなホラー要素が色濃くなった回です。
- Q. “スコップの女”は誰?
- A. 教師(大谷)の可能性が高いと推測しています。何を掘り起こしたのかが鍵です。
- Q. “7人目”はミス? 伏線?
- A. 現時点では断定できませんが、記憶テーマに沿った“暗示”の可能性があります。
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