先日、ネット上でこんな話題が盛り上がっていました。
「元ジャンポケ斉藤さんのバームクーヘン、他社の480円の商品にロゴシール貼って700円で売ってるらしい」
もしこれが本当なら、景品表示法違反や不当表示にもつながりかねない話です。ですが——今回の件、果たして本当に“貼り替えただけ”だったのでしょうか?
気になったので、実際に調べてみました。
🔍 問題の商品:garba cafeのバームクーヘン?
まず、「他社の480円のバームクーヘン」として話題に出ていたのが、バームクーヘン専門店「garba cafe」のカットバームクーヘン。
確かに、SNSで話題になっていた斉藤さんの700円のバームクーヘンと見た目がそっくりなんです。
🏭 製造元を確認してみたところ…
斉藤さんのバームクーヘンの製造元を確認してみると、なんと…
garba cafeの本店と同じであることが分かりました。
「やっぱり貼り替えただけなの?」と思ったその時——
あるSNSユーザーの行動が話題になっていました。
📞 SNSユーザーが直接garba cafeに電話した結果…
その方が、garba cafe本店に電話で問い合わせたところ、以下のような回答を得たそうです。
「確かに斉藤さんのバームクーヘンの製造元はうちです。
ここで作っている生地を提供していますよ。
ただ、うちは独自開発した焼き方でバームクーヘンを作っているので、
まったく同じものではないんです。」
つまり、製造元は同じでも、焼き方・工程・仕上がりが違うということ。
「完全なOEM製品ではない」という説明ですね。
⚠ “貼り替えただけ”報道の落とし穴
ここで一つ、重要な点があります。
「貼り替えただけ」「他社製品を転売しているだけ」といったイメージが先行したニュースやSNSの投稿は多く見られましたが、
“別物”であるという点を強調する報道はほとんど見当たりません。
製造元は同じでも、別商品として提供されていた可能性が高いのに、
斉藤さんがまるで「詐欺行為」をしたかのような印象を持たれてしまっているのは、少し不公平に感じます。
✏ 最後に:情報は丁寧に確認を
今回の件、「実態はどうだったのか」を調べた結果、
単に「貼り替えて値段を上げた」という単純な話ではなく、
製造元同一だが製法が違う、別商品であるということが分かりました。
にもかかわらず、ネット上では断定的な言い回しで“イメージ悪化”が進行してしまっています。
私自身、斉藤さんのファンでもアンチでもありませんが、
このような一方的な印象操作に対しては、冷静な視点を持ちたいと思い、このブログを書かせていただきました。