探偵の仕事は、決して「盗撮」ではありません。
しかし最近、とくにSNSやネット掲示板などで
「探偵の仕事=盗撮じゃないの?」という声を目にすることがあります。
これは、証拠収集という正当な行為に対する根本的な誤解であり、ときに“不正をしている側の視点”から発せられているのでは?とすら感じることもあります。
今回は、証拠撮影と盗撮の違い、そして企業調査や浮気調査におけるその正当性についてご紹介します。
「盗撮」と「証拠撮影」はまったくの別物
まず「盗撮」とは、
・相手の同意なく、下着や身体などプライベートな部分を性的・卑猥な目的でこっそり撮影する行為
のことを指し、多くの都道府県で迷惑防止条例違反や軽犯罪法違反として処罰される「犯罪行為」です。
一方、探偵の証拠撮影は以下のような特徴があります:
- 公道や公共施設など合法的に撮影可能な場所で、浮気・不正・所在確認など法的手続きを前提とした目的のもと、
依頼者の正当な権利を守るために、法律を遵守しつつ必要最低限の行動で記録を行います。
つまり探偵の証拠撮影は、「盗撮」ではなく「正当な証拠収集」なのです。
証拠がなければ、会社も家庭も守れない
◆ 社員不正調査の場合
企業からのご相談でよくあるケースは以下の通りです:
- 営業社員が外回り中にサボっていた
- 交通費をごまかしていた
- 副業禁止なのに他社で無断勤務
こうした行為は明らかな不正ですが、「疑わしい」だけでは会社は処分できません。
証拠がなければ「名誉毀損」や「不当解雇」のリスクもあるため、客観的な証拠の取得が不可欠です。
◆ 浮気調査の場合
配偶者の不貞行為に悩む方も、同じ壁にぶつかります。
- ラブホテルの出入り
- 2人きりの密会
- 手を繋ぐ、寄り添う様子
このような状況を写真や映像で記録することで、離婚・慰謝料請求・親権争いなどにおいて圧倒的に有利になります。
「盗撮だ!」と騒ぐ人は、誰の視点なのか?
証拠撮影に「盗撮だ!」と批判する人の多くは、
証拠を撮られたくない立場=不正をしている人なの?と思わざる得ないです。
真面目に働く社員、誠実な配偶者、正しい側の人間は、証拠撮影を「怖い」とは思いません。
真実を隠したい人ほど、探偵を「悪者」に仕立て上げたがるのです。
探偵の証拠撮影は、誰かの人生を守るための「盾」
私たち探偵の仕事は、
- 企業を不正から守る
- 配偶者の裏切りから依頼者を守る
証拠がなければ、被害者は泣き寝入りしかありません。
だからこそ、私たちは「真実を可視化する」役割を担っているのです。
証拠を「盗撮」と呼ぶか、「真実」と見るか
探偵の証拠撮影は、違法ではありません。
それは誰かを傷つけるためではなく、誰かを守るための行為です。
「盗撮だ!」と叫ぶ前に、ぜひ問いかけてみてください。
あなたは“正しい側の視点”で、その言葉を使っていますか?
私たちはこれからも、法律と倫理に則って、
依頼者の人生と正義のために、静かに真実を記録し続けます。