「まさか、うちの子が」「うちの地域ではありえない」
そう思っているうちに、子どもは姿を消します。
2025年5月13日、千葉県の会社員(41)が、チャットアプリを通じて知り合った未成年の少女を東京都内に呼び出し、青森県まで連れ回したという事件が発生しました。
少女は3日後の5月16日、青森県内の商業施設で無事に保護され、男は未成年者誘拐の容疑で逮捕されました。
✅ 早期保護は「奇跡的」だった
少女が遠方で発見されたのは、通報の早さと警察の迅速な対応があってこそ。
もし対応が数時間遅れていれば、取り返しのつかない結果になっていたかもしれません。
今回は“間に合った”。しかし、すべての事件が同じ結末になるとは限りません。
📱 犯行の手段は「チャットアプリ」
この事件の接点となったのは、匿名性の高いチャットアプリでした。
顔も本名も分からず、正体を簡単に偽れる世界で、「会ってみたい?」という一言が、犯罪の入り口になります。
🕵️♂️ 探偵として警鐘を鳴らしたい
私たち探偵が現場で感じるのは、ネット社会に潜む“予兆の見えにくさ”です。
- 「知らない人とは会わない」と言いながらも、親切そうな言葉に引き込まれる。
- 「応じそうな子」を狙って近づいてくる大人が確かに存在する。
👨👩👧 保護者の皆さまへ
今回の事件は、「未然に防げたかもしれない」と思わせる点が多くあります。
- スマホやアプリの利用状況、把握できていますか?
- 子どもの様子に、変化や違和感はありませんか?
- 最近、ストレスや悩みを抱えていませんか?
日常の“違和感”に気づけるかどうかが、運命を分けることがあります。
📌 最後に
今回は少女が無事に保護されましたが、それは“運が良かった”だけかもしれません。
ネット社会の“誘拐の入り口”は、すぐ隣にあります。
この事件をきっかけに、ご家庭でも、学校でも、話し合ってください。
私たち探偵も、子どもを守る視点から警鐘を鳴らし続けます。