(谷本将志容疑者 逮捕の様子=産経ニュースより)
◆ 事件の概要
8月20日夜、神戸市中央区のマンションで会社員の女性が胸などを刺されて死亡する事件が発生しました。
殺人容疑で逮捕されたのは、東京都新宿区在住の谷本将志容疑者(35)。
事件直後には新幹線で東京方面へ逃走しましたが、警視庁により奥多摩町で発見・逮捕されています。
捜査関係者によると、谷本容疑者は令和4年にも神戸市の20代女性に対し、殺人未遂やストーカー規制法違反で逮捕歴がありました。
ただし、今回の被害者と当時の女性が同一人物かどうか、また交際関係にあったかどうかは現時点では判明していません。
◆ 年上男性との交際とストーカー化のリスク
警察庁の統計でも、ストーカー加害者の多くは「元交際相手」とされています。
特に年上の男性との交際後は、支配欲や依存心から「別れを受け入れられない」ケースが目立ちます。
探偵としても、交際が終わった後に男性が執着し、ストーカー化してしまう事例を数多く見てきました。
◆ 日常でできる防衛術 ― 夏の時期こそ要注意
防衛とは、防犯グッズを持つことだけではありません。
日常の行動そのものを“狙われにくい形”に変えることが大切です。
例えば、この暑い夏の時期に注意してほしいことの一つが、
女性が一人でコンビニやスーパーでアイスを買う行動です。
アイスや冷凍食品を購入すると、加害者からは「この人は近所に住んでいる」と推測されやすく、さらに「すぐに帰宅するだろう」と生活圏を特定されるリスクがあります。
これは一例に過ぎませんが、探偵目線では「ちょっとした日常行動がストーカーにとっての手掛かりになる」ことを強く意識していただきたいのです。
◆ まとめ
神戸での刺殺事件は、誰にでも起こりうる身近な恐怖を突きつけています。
「自分は大丈夫」と思わず、交際の別れ方や日常の買い物行動にも注意を払うことが、防衛につながります。
少しでも不安を感じたら、探偵や警察へ早めに相談してください。
小さな違和感を軽視しないことが、命を守る第一歩です。