火葬場の“価格格差”を検証 —— 松戸と葛飾の違い
松戸市は3,000円なのに、隣の葛飾区は90,000円。
わずかな距離で約30倍の差が生まれる背景を、制度・資本・現場の視点から整理します。
松戸市斎場 公営
3,000円
対象:松戸市民料金(12歳以上)。市外は別料金。

四ツ木斎場(葛飾区) 民間:東京博善
90,000円
区民割引なし。都内の他斎場(町屋・桐ヶ谷 等)も同水準。

運営:東京博善株式会社(広済堂HDグループ)
資本構造の要点:
広済堂ホールディングスの株式の約40%超を、中国出身の実業家 羅怡文(ら・いぶん)氏 の関連企業(R&Lホールディングス等)が保有。
総額約70億円規模の投資で2018年頃から徐々に株式を取得し、経営権を確保。

参考:広済堂ホールディングス
なぜ 金歯・銀歯 が話題になるのか?
| ポイント | 概要 |
|---|---|
| 炉の温度と金属 | 火葬炉は約800〜1,000℃。金の融点1,064℃/銀は962℃のため、完全蒸発せず灰中に小塊として残存。 |
| 回収の是非 | 海外では環境リサイクルとして合法運用の例あり。 日本では遺族の同意なく回収・転売は不可(法令順守が前提)。 |
| 噂との距離 | 「遺灰から貴金属抽出」の噂は存在するが、特定施設が収益目的で無断回収している確証は公表ベースで未確認。 |
