2025年5月5日夜、埼玉県さいたま市中央区下落合三丁目6-4、サンシャインガーデンK 1階東側の集合住宅で、痛ましい事件が発生しました。
警察によると、この部屋で30代〜40代の男性と、20代〜30代の女性の遺体が発見されました。女性には刃物によるとみられる複数の傷があり、男性には外傷がなかったとのことです。
室内には鍵がかかっており、荒らされた形跡もなかったことから、男性が女性を殺害し、自ら命を絶った可能性が高いと見られています。
❗「最後に会いたい」に隠された危険
今回の事件のきっかけは、「元夫の家に行った知人の女性と連絡がつかない」という通報でした。
別れた相手からの「これで最後にしてくれるなら」という言葉に応じて会ってしまう…これは過去の多くの事件でも見られた典型的なパターンです。
🧠 執着・支配・未練──その心理を見抜く
感情の整理がついていない相手、特に
- 暴力・暴言があった
- 極端に束縛する
- 感情の起伏が激しい
などの特徴がある相手には、一人で会わないことが命を守る判断になります。
🔦 「恋人・元恋人間の殺人」は全体の10〜15%
日本の殺人事件の中で、恋人や元恋人による殺人は全体の約10〜15%を占めています。
家庭内の事件を除けば第二位の割合であり、それほど人間関係のもつれが命に関わる問題へと発展しやすいのです。
⚖️ 法制度だけでは守りきれない現実
ストーカー規制法があっても、接近を物理的に完全に防ぐことは難しいのが現実です。
命の危険に直面する前に、“自分自身で危険を察知し、避ける”という行動が何より重要です。
🔚 最後に
「最後に会いたい」は、最後の言葉になるかもしれません。
迷ったときは、会わない勇気を持ってください。
そしてなにより、命より大事な話はないということを、どうか忘れないでください。