松岡伸矢くん 行方不明事件(1989年・徳島県)
📅発生日:1989年3月7日
📍発生場所:徳島県美馬郡貞光町(現・つるぎ町)
👦失踪者:松岡 伸矢(まつおか・しんや)くん(当時4歳)
🧩 事件概要
松岡一家が父親の実家(徳島)に帰省中、玄関先で遊んでいた伸矢くんが、わずか40秒程で姿を消した。
すぐに捜索が始まったが、遺留品や目撃情報はゼロ。まるで「空気のように消えた」失踪だった。
📞 謎の電話 ―「ナカハラマリコの母親」からの連絡
⚠️事件発生から9日後(3月16日)、松岡さん一家が帰宅する前日に、親戚宅に不可解な電話がかかってくる。
電話の相手は徳島弁の女性で、「奥さんはいますか?」と父・正伸さんに問い、母・圭子さんが代わると、
「ナカハラマリコの母です。成蹊幼稚園の月組の父兄です。見舞金を集めましたが、どちらに送ればいいですか?」
成蹊幼稚園は、伸矢くんの姉が通っていた幼稚園。
しかし後日、幼稚園に問い合わせると……
- ❌ 見舞金を集めた事実はない
- ❌「ナカハラマリコ」という園児もいない
つまり、この電話は虚偽の情報による連絡であり、
一家の行動・幼稚園名を知っている=内情に詳しい何者かによる可能性が高い。
🔍 探偵の推理ファイル
- 🧠「徳島弁」+「親戚宅の番号」+「姉の通園先」=家族の私的情報にアクセス可能な人物
- 📦「見舞金」はカモフラージュ。一家の帰宅時期の探りが真の目的?
- 🎭 架空の園児「ナカハラマリコ」を使って、身元を偽装して接触
この連絡は明らかに計画性を感じさせる。犯人、もしくは関係者による偵察行動と推定できる。
🚨 結論
松岡伸矢くん失踪事件は、単なる迷子や事故の可能性を大きく超えており、人為的な誘拐・連れ去りの線が極めて濃厚。
「ナカハラマリコの母親」を名乗る電話は、事件の闇を象徴する重要な手がかりであった可能性がある。